Stratus® ftServer®ハードウェア プラットフォームは、Microsoft®、 Red Hat®、 VMware®が提供するオペレーティング システム ソフトウェアを使用します。ストラタス製品をお使いになるうえで、ベンダーから提供されるこれらのオペレーティング システムのソフトウェア アップデートやパッチのインストールが必要になる場合があります。このページでは、各ソフトウェア ベンダーから提示されているアップデート方法をまとめ、ftServerシステムのフォールト トレラント機能を損なうことなく、これらのアップデートを安全に適用するためのストラタスの推奨事項を説明します。

Microsoft Windows

Windowsホット フィックス

MicrosoftWindows パッチは、ホットフィックスと呼ばれています。これらは、Microsoft Knowledgebase(KB)記事で文書化されたホットフィックスとして、またはMicrosoft Download Centerのサポートページでリリースされたホットフィックスまたはセキュリティバンドルとしてリリースされます。

Hyper-Vロールが有効になっていないMicrosoftWindows オペレーティングシステムを実行しているすべてのftServer システムは、Microsoft Download Centerのサポートページに記載されているMicrosoft Hot FixまたはSecurity Bundleを適用することができます。

Hyper-Vの役割が有効になっているMicrosoftWindows オペレーティングシステムを実行しているシステムでは、以下のパッチアップデートマトリックスを確認するまで、Microsoft Hot FixまたはSecurity Bundleをホストオペレーティングシステムに適用しないでください。ホスト上で実行されている仮想マシンは、Microsoft Download Centerのサポートページに記載されているMicrosoft Hot FixまたはSecurity Bundleを適用できます。

ストラタスは、3ヶ月に一度、ftServer最新のマイクロソフト月例パッチ/累積アップデートを適用します。

ここをクリック最新のパッチアップデートマトリックス

パッチについて不明な点がある場合は、ペンギンソリューションズにお問い合わせください。

Windowsサービス パック

Microsoftサービス パック アップデートをインストールする場合は、この新しいサービス パックをサポートするストラタス ftSSSアップデート リリースも必ずインストールしてください。サービス パックと、それをサポートしているftSSSリリースのリストは、ftServerのオペレーティング システム リリース情報ページでご確認いただけます。詳細なリストを表示するには、ftServer Windowsサポート マトリックスを選択してください。

ftServer System Software(ftSSS) for Windows

最新のリリース情報については、サービスポータルのウェブページをご参照ください。

 

レッドハットLinux

Red Hat Enterprise Linux™ 6

Red Hat Enterprise Linux™ 6(RHEL 6)を実行しているLinuxシステムでは、Red Hat Network™(RHN)からリリースされた最新のカーネル エラータとカーネル以外のRPMを、yum(8)コマンドライン インターフェースまたはProgram UPdater (PUP)グラフィカル インターフェースを使ってダウンロードしてインストールできます。RHNは、最新のRHEL 6アップデート リリース(本ページ公開時点でRHEL 6.2)のRPMを単一のアップデート チャンネルで提供しています。

ストラタスでも同様のアップデート チャンネルを提供しており、最新のAUL(Automated Uptime Layer)8.0.xメンテナンス リリース(本ページ公開時点で最新版はAUL 8.0.2.0)に後続して公開されるRPMを提供します。これらのRPMをシステムにインストールすることで、指定されたメンテナンス リリースより後にリリースされた最新のバグ フィックス(たとえば、Linux用AUL 8.0.2.1バグ フィックス リリース)にアップグレードできます。YUMアップデーターにストラタスのアップデート チャンネルを追加するには、以下のマニュアルで説明されている設定が必要です。

  • AUL 8.0.0.xおよび9.0.xリリース:
    • リリース ノート:Automated Uptime Layer for the Linux Operating System(R005L-14)

このマニュアルの「Documentation」の章で、「Adding Stratus RPM Repositories to the Software Updater Configuration」を参照してください。最新のリリース ノートは、StrataDoc for Linuxのウェブページをご覧ください。

Linuxソフトウェア用のAUL 8.0.xリリースと9.0.xリリースは、Linuxカーネルの特定のバージョンに依存しています。これは、ストラタスがフォールト トレラント機能の実装のために、このカーネル ソフトウェアのドライバーを変更しているためです。たとえば、AUL 8.0.1.0は、RHEL 6.1用のkernel-2.6.32-131.el6 RPMに依存します。AUL 8.0.2.0リリースは、RHEL 6.2で提供されるLinux kernel-2.6.32-220.4.2.el6エラータに依存します。

ストラタスでは、カーネルの依存関係に基づいてカーネル エラータのインストールを許可しています(たとえば、kernel-2.6.32-220.4.2.el6は、RHEL 6.2 kernel 2.6.32-220.el6のエラータ4.2にあたります)。これらの後続のRHELカーネル エラータは、ストラタスのシステムに安全にインストールできます。ただし、AUL 8.0.2.0を実行しているシステムに、RHEL 6.3カーネル(kernel-2.6.32-279.el6など)をインストールすることはできません。AUL 8.0.2.xリリースは、RHELのバージョンが「kernel-2.6.32-220…」で始まるRHEL 6.2のカーネルのみをサポートします。

新しいRHEL 6アップデート リリースを利用するには、対象のRHEL 6アップデート リリースをサポートするAULリリースを収録したAULメンテナンス リリース インストールDVDを入手する必要があります。RHELリリースとAULリリースのリリース番号は、以下の表で示すような対応関係にあります。

 AULメンテナンス リリース  サポートするRHELアップデート リリース
 8.0.2.0 for Linux  RHEL 6.2
 8.0.3.0 for Linux  RHEL 6.3
 8.0.4.0 for Linux  RHEL 6.4
 9.0.3.0 for Linux RHEL 6.3

上記の表で示すように、AULリリース番号の3桁目の数字は、RHELアップデート リリースの2桁目の数字と一致している必要があります。

最新のAULメンテナンス リリースとそれに対応するRHELアップデート リリースにアップグレードするには、ストラタスのリリース ノートのマニュアル(前出)の手順に従ってください。

利用可能な最新のLinux版AULリリースと各AULリリースでサポートされているRHELのアップデートとカーネルのリビジョンに関する最新情報については、ftServer用オペレーティング システム リリース情報のウェブページをご覧ください。

Red Hat Enterprise Linux™ 5

Red Hat Enterprise Linux™ 5(RHEL 5)を実行しているLinuxシステムでは、Red Hat Network™(RHN)からリリースされた最新のカーネル エラータとカーネル以外のRPMを、yum(8)コマンドライン インターフェースまたはProgram UPdater (PUP)グラフィカル インターフェースを使ってダウンロードしてインストールできます。RHNは、最新のRHEL 5アップデート リリース(本ページ公開時点でRHEL 5.4)のRPMを単一のアップデート チャンネルで提供しています。

ストラタスでも同様のアップデート チャンネルを提供しており、最新のftSys(ftServer System Software Release)6.0.xメンテナンス リリース(本ページ公開時点の最新版はftSys 6.0.3.0)に後続して公開されるRPMを提供します。これらのRPMをシステムにインストールすることで、指定されたメンテナンス リリースより後にリリースされた最新のバグフィックス(たとえば、Linux用ftSys 6.0.3.1バグフィックス リリース)にアップグレードできます。YUMアップデーターにストラタスのアップデート チャンネルを追加するには、以下のマニュアルで説明されている設定が必要です。

  • ftSys 6.0.xおよび7.1.xリリース:
  • リリース ノート:ftServer System Software for the Linux Operating System (R005L-11)

このマニュアルの「「Documentation」」の章で、「Adding Stratus RPM Repositories to the Software Updater Configuration」を参照してください。最新のリリース ノートは、StrataDoc for Linuxのウェブページをご覧ください。

Linuxソフトウェア用のftSys 6.0.xおよび7.1.xは、Linuxカーネルの特定のバージョンに依存しています。これは、ストラタスがフォールト トレラント機能の実装のためにこのカーネル ソフトウェアのドライバーを変更しているためです。たとえば、ftSys 6.0.2.0は、RHEL 5.2用のkernel-2.6.18-92.1.10.el5エラータに依存します。ftSys 6.0.3.0リリースは、RHEL 5.3用のLinux kernel-2.6.18-128.el5 RPMに依存します。

ストラタスでは、カーネルの依存関係に基づいてカーネル エラータのインストールを許可しています(たとえば、kernel-2.6.18-92.5.el5は、RHEL 5.2 kernel 2.6.18-92.el5のエラータ5にあたります)。これらの後続のRHELカーネル エラータは、ストラタスのシステムに安全にインストールできます。ただし、ftSys 6.0.2.0を実行しているシステムに、RHEL 5.3カーネル(kernel-2.6.18-128.el5など)をインストールすることはできません。ftSys 6.0.2.xリリースは、RHELのバージョンが「kernel-2.6.18-92…」で始まるRHEL 5.2カーネルのみをサポートします。

新しいRHEL 5アップデート リリースを使用するには、対象のRHEL 5アップデート リリースをサポートするftSysリリースを収録したStratus ftSysメンテナンス リリース インストールDVDを入手する必要があります。RHELリリースとftSysリリースのリリース番号は、以下の表で示すような対応関係にあります。

 ftSysメンテナンス リリース  サポートするRHELアップデート リリース
 6.0.2.0 for Linux  RHEL 5.2
 6.0.3.0 for Linux  RHEL 5.3
 6.0.4.0 for Linux  RHEL 5.4
 7.1.7.0 for Linux  RHEL 5.7
 7.1.8.0 for Linux RHEL 5.8

上記の表で示すように、ftSysリリース番号の3桁目の数字は、RHELアップデート リリースの2桁目の数字と一致している必要があります。

最新のftSysメンテナンス リリースとそれに対応するRHELアップデート リリースにアップグレードするには、ストラタスのリリース ノートのマニュアル(前出)の手順に従ってください。

利用可能な最新のLinux版ftSysリリースと各ftSysリリースでサポートされているRHELのアップデートとカーネルのリビジョンに関する最新情報については、ftServer用オペレーティング システム リリース情報のウェブページをご覧ください。

Red Hat Enterprise Linux™ 4

Red Hat Enterprise Linux™ 4(RHEL 4)を実行しているLinuxシステムでは、Red Hat Network™(RHN)からリリースされた最新のカーネル エラータおよびカーネル以外のRPMを、up2date(8)コマンドまたはRed Hat Network Alert Notification Toolを使ってダウンロードしてインストールできます。 RHNは、最新のRHEL 4アップデート リリース(本ページ公開時点でRHEL 4.8)のRPMを単一のアップデート チャンネルで提供しています。

Stratus ftServer System Software(TM)(ftSysソフトウェア)は、特定のカーネルのバージョンとリリースに依存しています。これは、ストラタスがフォールト トレラント機能の実装のためにこのカーネルのドライバーを変更しているためです。 たとえば、Linux用ftSys 5.1.7.0は、RHEL 4.7で使用可能なkernel-smp-2.6.9-78.0.5.ELエラータに依存します。

ストラタスでは、カーネルの依存関係に基づいてカーネル エラータのインストールを許可しています(たとえば、kernel-smp-2.6.9-78.0.7.ELは、RHEL 4.7 kernel-smp 2.6.9-78.ELのエラータ7にあたります)。 これらの後続のRHELカーネル エラータは、ストラタスのシステムに安全にインストールできます。 ただし、ftSys 5.1.7.0を実行しているシステムに、RHEL 4.8カーネル(kernel-smp-2.6.9-89.ELなど)をインストールすることはできません。ftSys 5.1.7.xリリースは、バージョンが「kernel-smp-2.6.9-78…」で始まるRHEL 4.7カーネルのみをサポートします。

新しいRHEL 4アップデート リリースを使用するには、対象のRHEL 4アップデート リリースをサポートするftSysリリースを収録したStratus ftSysメンテナンス リリース インストールDVDを入手する必要があります。 RHELリリースとftSysリリースのリリース番号は、以下の表で示すような対応関係にあります。

ftSysメンテナンス リリース サポートするRHELアップデート リリース
5.1.7.0 for Linux RHEL 4.7
5.1.8.0 for Linux RHEL 4.8

上記の表で示すように、ftSysリリース番号の3桁目の数字は、RHELアップデート リリースの2桁目の数字と一致している必要があります。

最新のftSysメンテナンス リリースとそれに対応するRHELアップデート リリースにアップグレードするには、ストラタスのリリース ノートのマニュアルの手順に従ってください。

  • ftSys 5.1.xリリース:
  • リリース ノート:ftServer System Software for the Linux Operating System (R005L-09C)
  • ftSys 4.7.xリリース:
  • リリース ノート:ftServer System Software for the Linux Operating System (R005L-05C)
  • ftSys 3.0.xリリース:
  • リリース ノート:ftServer System Software for the Linux Operating System (R005L-03C)

最新のリリース ノートは、StrataDoc for Linuxのウェブページをご覧ください。

利用可能な最新のLinux用ftSysのリリースと各リリースでサポートされているRHELのアップデートとカーネルのリビジョンに関する情報については、ftServer用オペレーティング システム リリース情報のウェブページをご覧ください。

ftServer System Software for Linux

ストラタスが提供するLinux用ftSysソフトウェアのアップグレードは、ストラタスのCAC(カスタマー アシスタンス センター)から入手できるDVDで提供されます。 これらのメンテナンス リリースまたはバグ フィックス リリースを適用するには、ご利用のメジャー リリースに関する最新のリリース ノート マニュアルを参照してください。

前述のように、ftSys 6.0.x以降のバグ フィックス リリースは、yum(8)コマンドライン インターフェースまたはProgram UPdaterグラフィカル インターフェースを使用してインストールすることもできます。 ただし、システムのメンテナンス リリースの場合は、DVDからインストールする必要があります。これは、各メンテナンス リリースに対して、新しいRHELアップデート リリースをインストールする必要があるためです。

VMware vSphere

VMware ESXiのパッチ

ストラタスは、AUL(Automated Uptime Layer)をVMware ESXiの標準リリースと連携させて実行しているため、VMware ESXiのパッチをVMwareから直接ダウンロードし、標準のVMwareユーティリティを使用してシステムにインストールできます。ストラタスでは、ftServerシステムへのインストールにおいてVMwareのリリースするパッチが互換性や安全性に問題がないことを確認しています。ストラタスがftServerシステムでの使用を認定済みのパッチを確認するには、インストールの前に次のウェブサイトを参照してください。

ESXパッチ認証

通常、ESXiホストにパッチを適用するには、VMware Update Managerを実行します。これにより、ホストのベースラインが作成され、インストール可能なパッチが一覧表示されます。このほかに、パッチのzipファイルをVMwareからダウンロードし、ソフトウェア インストール ガイドの説明に従ってesxcliコマンドを実行してインストールすることもできます。

VMware ESXiアップデート リリース

VMware ESXiアップデート リリース(「VMware ESXi 6.0、アップデート”n”」)またはポイント リリース(「VMware ESXi 6.n.n以降」)をインストールする前に、そのリリースがストラタスによる認定を受けていることを確認し、そのリリースにあわせてAULをアップデートする必要があるかどうかを判断してください。サポートされるリリースのリストについては、次のウェブサイトにアクセスしてご確認ください。

ストラタス サーバー向けOSリリース情報

ソフトウェア アップデートを適用する場合には、その提供元にかかわらず十分な注意が必要です。アップデートを不用意に適用すると、システムに深刻な問題が生じる可能性があります。

Stratus®ztCEndurance® ハードウェア・プラットフォームは、Microsoft®、RedHat®、およびVMware® が提供するオペレーティング・システム・ソフトウェアを使用しています。ストラタスのお客様は、ベンダーが提供するこれらのオペレーティングシステムのソフトウェアアップデートまたはパッチをインストールすることができます。本書では、各ソフトウェアベンダーが推奨するアップデートメカニズムをまとめ、ztC Endurance システムのフォールトトレラント機能を損なうことなく、これらのアップデートを安全に適用するためのストラタスの推奨事項を示します。

Microsoft Windows

Windowsホット フィックス

MicrosoftWindows パッチは、ホットフィックスと呼ばれています。これらは、Microsoft Knowledgebase(KB)記事で文書化されたホットフィックスとして、またはMicrosoft Download Centerのサポートページでリリースされたホットフィックスまたはセキュリティバンドルとしてリリースされます。

Hyper-Vロールが有効になっていないMicrosoftWindows オペレーティングシステムを実行しているすべてのztC Enduranceシステムは、Microsoft Download Centerのサポートページに記載されているMicrosoft Hot FixまたはSecurity Bundleを適用できます。

Hyper-Vの役割が有効になっているMicrosoftWindows オペレーティングシステムを実行しているシステムでは、以下のパッチアップデートマトリックスを確認するまで、Microsoft Hot FixまたはSecurity Bundleをホストオペレーティングシステムに適用しないでください。ホスト上で実行されている仮想マシンは、Microsoft Download Centerのサポートページに記載されているMicrosoft Hot FixまたはSecurity Bundleを適用できます。

ストラタスは、最新のマイクロソフトの月例パッチ/累積アップデートをztC Enduranceの対象とします。

ここをクリック最新のパッチアップデートマトリックス

パッチについてご不明な点がございましたら、ペンギンソリューションズまでお問い合わせください。

Windowsサービス パック

Microsoft Service Pack アップデートをインストールするには、新しい Service Pack をサポートする Stratus ftSSS アップデートリリースもインストールする必要があります。サービスパックと対応する ftSSS のリリースは、ztC Endurance のオペレーティングシステムリリース情報のWeb ページに記載されています。ztC EnduranceWindows Support Matrix を選択すると、詳細なリストが表示されます。

Windows用 ztC エンデュランス・システム・ソフトウェア

最新のリリース情報については、サービスポータルのウェブページをご参照ください。

Stratus ftServer

Stratus® ftServer®ハードウェア プラットフォームは、Microsoft®、 Red Hat®、 VMware®が提供するオペレーティング システム ソフトウェアを使用します。ストラタス製品をお使いになるうえで、ベンダーから提供されるこれらのオペレーティング システムのソフトウェア アップデートやパッチのインストールが必要になる場合があります。このページでは、各ソフトウェア ベンダーから提示されているアップデート方法をまとめ、ftServerシステムのフォールト トレラント機能を損なうことなく、これらのアップデートを安全に適用するためのストラタスの推奨事項を説明します。

Microsoft Windows

Windowsホット フィックス

MicrosoftWindows パッチは、ホットフィックスと呼ばれています。これらは、Microsoft Knowledgebase(KB)記事で文書化されたホットフィックスとして、またはMicrosoft Download Centerのサポートページでリリースされたホットフィックスまたはセキュリティバンドルとしてリリースされます。

Hyper-Vロールが有効になっていないMicrosoftWindows オペレーティングシステムを実行しているすべてのftServer システムは、Microsoft Download Centerのサポートページに記載されているMicrosoft Hot FixまたはSecurity Bundleを適用することができます。

Hyper-Vの役割が有効になっているMicrosoftWindows オペレーティングシステムを実行しているシステムでは、以下のパッチアップデートマトリックスを確認するまで、Microsoft Hot FixまたはSecurity Bundleをホストオペレーティングシステムに適用しないでください。ホスト上で実行されている仮想マシンは、Microsoft Download Centerのサポートページに記載されているMicrosoft Hot FixまたはSecurity Bundleを適用できます。

ストラタスは、3ヶ月に一度、ftServer最新のマイクロソフト月例パッチ/累積アップデートを適用します。

ここをクリック最新のパッチアップデートマトリックス

パッチについて不明な点がある場合は、ペンギンソリューションズにお問い合わせください。

Windowsサービス パック

Microsoftサービス パック アップデートをインストールする場合は、この新しいサービス パックをサポートするストラタス ftSSSアップデート リリースも必ずインストールしてください。サービス パックと、それをサポートしているftSSSリリースのリストは、ftServerのオペレーティング システム リリース情報ページでご確認いただけます。詳細なリストを表示するには、ftServer Windowsサポート マトリックスを選択してください。

ftServer System Software(ftSSS) for Windows

最新のリリース情報については、サービスポータルのウェブページをご参照ください。

 

レッドハットLinux

Red Hat Enterprise Linux™ 6

Red Hat Enterprise Linux™ 6(RHEL 6)を実行しているLinuxシステムでは、Red Hat Network™(RHN)からリリースされた最新のカーネル エラータとカーネル以外のRPMを、yum(8)コマンドライン インターフェースまたはProgram UPdater (PUP)グラフィカル インターフェースを使ってダウンロードしてインストールできます。RHNは、最新のRHEL 6アップデート リリース(本ページ公開時点でRHEL 6.2)のRPMを単一のアップデート チャンネルで提供しています。

ストラタスでも同様のアップデート チャンネルを提供しており、最新のAUL(Automated Uptime Layer)8.0.xメンテナンス リリース(本ページ公開時点で最新版はAUL 8.0.2.0)に後続して公開されるRPMを提供します。これらのRPMをシステムにインストールすることで、指定されたメンテナンス リリースより後にリリースされた最新のバグ フィックス(たとえば、Linux用AUL 8.0.2.1バグ フィックス リリース)にアップグレードできます。YUMアップデーターにストラタスのアップデート チャンネルを追加するには、以下のマニュアルで説明されている設定が必要です。

  • AUL 8.0.0.xおよび9.0.xリリース:
    • リリース ノート:Automated Uptime Layer for the Linux Operating System(R005L-14)

このマニュアルの「Documentation」の章で、「Adding Stratus RPM Repositories to the Software Updater Configuration」を参照してください。最新のリリース ノートは、StrataDoc for Linuxのウェブページをご覧ください。

Linuxソフトウェア用のAUL 8.0.xリリースと9.0.xリリースは、Linuxカーネルの特定のバージョンに依存しています。これは、ストラタスがフォールト トレラント機能の実装のために、このカーネル ソフトウェアのドライバーを変更しているためです。たとえば、AUL 8.0.1.0は、RHEL 6.1用のkernel-2.6.32-131.el6 RPMに依存します。AUL 8.0.2.0リリースは、RHEL 6.2で提供されるLinux kernel-2.6.32-220.4.2.el6エラータに依存します。

ストラタスでは、カーネルの依存関係に基づいてカーネル エラータのインストールを許可しています(たとえば、kernel-2.6.32-220.4.2.el6は、RHEL 6.2 kernel 2.6.32-220.el6のエラータ4.2にあたります)。これらの後続のRHELカーネル エラータは、ストラタスのシステムに安全にインストールできます。ただし、AUL 8.0.2.0を実行しているシステムに、RHEL 6.3カーネル(kernel-2.6.32-279.el6など)をインストールすることはできません。AUL 8.0.2.xリリースは、RHELのバージョンが「kernel-2.6.32-220…」で始まるRHEL 6.2のカーネルのみをサポートします。

新しいRHEL 6アップデート リリースを利用するには、対象のRHEL 6アップデート リリースをサポートするAULリリースを収録したAULメンテナンス リリース インストールDVDを入手する必要があります。RHELリリースとAULリリースのリリース番号は、以下の表で示すような対応関係にあります。

 AULメンテナンス リリース  サポートするRHELアップデート リリース
 8.0.2.0 for Linux  RHEL 6.2
 8.0.3.0 for Linux  RHEL 6.3
 8.0.4.0 for Linux  RHEL 6.4
 9.0.3.0 for Linux RHEL 6.3

上記の表で示すように、AULリリース番号の3桁目の数字は、RHELアップデート リリースの2桁目の数字と一致している必要があります。

最新のAULメンテナンス リリースとそれに対応するRHELアップデート リリースにアップグレードするには、ストラタスのリリース ノートのマニュアル(前出)の手順に従ってください。

利用可能な最新のLinux版AULリリースと各AULリリースでサポートされているRHELのアップデートとカーネルのリビジョンに関する最新情報については、ftServer用オペレーティング システム リリース情報のウェブページをご覧ください。

Red Hat Enterprise Linux™ 5

Red Hat Enterprise Linux™ 5(RHEL 5)を実行しているLinuxシステムでは、Red Hat Network™(RHN)からリリースされた最新のカーネル エラータとカーネル以外のRPMを、yum(8)コマンドライン インターフェースまたはProgram UPdater (PUP)グラフィカル インターフェースを使ってダウンロードしてインストールできます。RHNは、最新のRHEL 5アップデート リリース(本ページ公開時点でRHEL 5.4)のRPMを単一のアップデート チャンネルで提供しています。

ストラタスでも同様のアップデート チャンネルを提供しており、最新のftSys(ftServer System Software Release)6.0.xメンテナンス リリース(本ページ公開時点の最新版はftSys 6.0.3.0)に後続して公開されるRPMを提供します。これらのRPMをシステムにインストールすることで、指定されたメンテナンス リリースより後にリリースされた最新のバグフィックス(たとえば、Linux用ftSys 6.0.3.1バグフィックス リリース)にアップグレードできます。YUMアップデーターにストラタスのアップデート チャンネルを追加するには、以下のマニュアルで説明されている設定が必要です。

  • ftSys 6.0.xおよび7.1.xリリース:
  • リリース ノート:ftServer System Software for the Linux Operating System (R005L-11)

このマニュアルの「「Documentation」」の章で、「Adding Stratus RPM Repositories to the Software Updater Configuration」を参照してください。最新のリリース ノートは、StrataDoc for Linuxのウェブページをご覧ください。

Linuxソフトウェア用のftSys 6.0.xおよび7.1.xは、Linuxカーネルの特定のバージョンに依存しています。これは、ストラタスがフォールト トレラント機能の実装のためにこのカーネル ソフトウェアのドライバーを変更しているためです。たとえば、ftSys 6.0.2.0は、RHEL 5.2用のkernel-2.6.18-92.1.10.el5エラータに依存します。ftSys 6.0.3.0リリースは、RHEL 5.3用のLinux kernel-2.6.18-128.el5 RPMに依存します。

ストラタスでは、カーネルの依存関係に基づいてカーネル エラータのインストールを許可しています(たとえば、kernel-2.6.18-92.5.el5は、RHEL 5.2 kernel 2.6.18-92.el5のエラータ5にあたります)。これらの後続のRHELカーネル エラータは、ストラタスのシステムに安全にインストールできます。ただし、ftSys 6.0.2.0を実行しているシステムに、RHEL 5.3カーネル(kernel-2.6.18-128.el5など)をインストールすることはできません。ftSys 6.0.2.xリリースは、RHELのバージョンが「kernel-2.6.18-92…」で始まるRHEL 5.2カーネルのみをサポートします。

新しいRHEL 5アップデート リリースを使用するには、対象のRHEL 5アップデート リリースをサポートするftSysリリースを収録したStratus ftSysメンテナンス リリース インストールDVDを入手する必要があります。RHELリリースとftSysリリースのリリース番号は、以下の表で示すような対応関係にあります。

 ftSysメンテナンス リリース  サポートするRHELアップデート リリース
 6.0.2.0 for Linux  RHEL 5.2
 6.0.3.0 for Linux  RHEL 5.3
 6.0.4.0 for Linux  RHEL 5.4
 7.1.7.0 for Linux  RHEL 5.7
 7.1.8.0 for Linux RHEL 5.8

上記の表で示すように、ftSysリリース番号の3桁目の数字は、RHELアップデート リリースの2桁目の数字と一致している必要があります。

最新のftSysメンテナンス リリースとそれに対応するRHELアップデート リリースにアップグレードするには、ストラタスのリリース ノートのマニュアル(前出)の手順に従ってください。

利用可能な最新のLinux版ftSysリリースと各ftSysリリースでサポートされているRHELのアップデートとカーネルのリビジョンに関する最新情報については、ftServer用オペレーティング システム リリース情報のウェブページをご覧ください。

Red Hat Enterprise Linux™ 4

Red Hat Enterprise Linux™ 4(RHEL 4)を実行しているLinuxシステムでは、Red Hat Network™(RHN)からリリースされた最新のカーネル エラータおよびカーネル以外のRPMを、up2date(8)コマンドまたはRed Hat Network Alert Notification Toolを使ってダウンロードしてインストールできます。 RHNは、最新のRHEL 4アップデート リリース(本ページ公開時点でRHEL 4.8)のRPMを単一のアップデート チャンネルで提供しています。

Stratus ftServer System Software(TM)(ftSysソフトウェア)は、特定のカーネルのバージョンとリリースに依存しています。これは、ストラタスがフォールト トレラント機能の実装のためにこのカーネルのドライバーを変更しているためです。 たとえば、Linux用ftSys 5.1.7.0は、RHEL 4.7で使用可能なkernel-smp-2.6.9-78.0.5.ELエラータに依存します。

ストラタスでは、カーネルの依存関係に基づいてカーネル エラータのインストールを許可しています(たとえば、kernel-smp-2.6.9-78.0.7.ELは、RHEL 4.7 kernel-smp 2.6.9-78.ELのエラータ7にあたります)。 これらの後続のRHELカーネル エラータは、ストラタスのシステムに安全にインストールできます。 ただし、ftSys 5.1.7.0を実行しているシステムに、RHEL 4.8カーネル(kernel-smp-2.6.9-89.ELなど)をインストールすることはできません。ftSys 5.1.7.xリリースは、バージョンが「kernel-smp-2.6.9-78…」で始まるRHEL 4.7カーネルのみをサポートします。

新しいRHEL 4アップデート リリースを使用するには、対象のRHEL 4アップデート リリースをサポートするftSysリリースを収録したStratus ftSysメンテナンス リリース インストールDVDを入手する必要があります。 RHELリリースとftSysリリースのリリース番号は、以下の表で示すような対応関係にあります。

ftSysメンテナンス リリース サポートするRHELアップデート リリース
5.1.7.0 for Linux RHEL 4.7
5.1.8.0 for Linux RHEL 4.8

上記の表で示すように、ftSysリリース番号の3桁目の数字は、RHELアップデート リリースの2桁目の数字と一致している必要があります。

最新のftSysメンテナンス リリースとそれに対応するRHELアップデート リリースにアップグレードするには、ストラタスのリリース ノートのマニュアルの手順に従ってください。

  • ftSys 5.1.xリリース:
  • リリース ノート:ftServer System Software for the Linux Operating System (R005L-09C)
  • ftSys 4.7.xリリース:
  • リリース ノート:ftServer System Software for the Linux Operating System (R005L-05C)
  • ftSys 3.0.xリリース:
  • リリース ノート:ftServer System Software for the Linux Operating System (R005L-03C)

最新のリリース ノートは、StrataDoc for Linuxのウェブページをご覧ください。

利用可能な最新のLinux用ftSysのリリースと各リリースでサポートされているRHELのアップデートとカーネルのリビジョンに関する情報については、ftServer用オペレーティング システム リリース情報のウェブページをご覧ください。

ftServer System Software for Linux

ストラタスが提供するLinux用ftSysソフトウェアのアップグレードは、ストラタスのCAC(カスタマー アシスタンス センター)から入手できるDVDで提供されます。 これらのメンテナンス リリースまたはバグ フィックス リリースを適用するには、ご利用のメジャー リリースに関する最新のリリース ノート マニュアルを参照してください。

前述のように、ftSys 6.0.x以降のバグ フィックス リリースは、yum(8)コマンドライン インターフェースまたはProgram UPdaterグラフィカル インターフェースを使用してインストールすることもできます。 ただし、システムのメンテナンス リリースの場合は、DVDからインストールする必要があります。これは、各メンテナンス リリースに対して、新しいRHELアップデート リリースをインストールする必要があるためです。

VMware vSphere

VMware ESXiのパッチ

ストラタスは、AUL(Automated Uptime Layer)をVMware ESXiの標準リリースと連携させて実行しているため、VMware ESXiのパッチをVMwareから直接ダウンロードし、標準のVMwareユーティリティを使用してシステムにインストールできます。ストラタスでは、ftServerシステムへのインストールにおいてVMwareのリリースするパッチが互換性や安全性に問題がないことを確認しています。ストラタスがftServerシステムでの使用を認定済みのパッチを確認するには、インストールの前に次のウェブサイトを参照してください。

ESXパッチ認証

通常、ESXiホストにパッチを適用するには、VMware Update Managerを実行します。これにより、ホストのベースラインが作成され、インストール可能なパッチが一覧表示されます。このほかに、パッチのzipファイルをVMwareからダウンロードし、ソフトウェア インストール ガイドの説明に従ってesxcliコマンドを実行してインストールすることもできます。

VMware ESXiアップデート リリース

VMware ESXiアップデート リリース(「VMware ESXi 6.0、アップデート”n”」)またはポイント リリース(「VMware ESXi 6.n.n以降」)をインストールする前に、そのリリースがストラタスによる認定を受けていることを確認し、そのリリースにあわせてAULをアップデートする必要があるかどうかを判断してください。サポートされるリリースのリストについては、次のウェブサイトにアクセスしてご確認ください。

ストラタス サーバー向けOSリリース情報

ソフトウェア アップデートを適用する場合には、その提供元にかかわらず十分な注意が必要です。アップデートを不用意に適用すると、システムに深刻な問題が生じる可能性があります。

Stratus ztC Endurance

Stratus®ztCEndurance® ハードウェア・プラットフォームは、Microsoft®、RedHat®、およびVMware® が提供するオペレーティング・システム・ソフトウェアを使用しています。ストラタスのお客様は、ベンダーが提供するこれらのオペレーティングシステムのソフトウェアアップデートまたはパッチをインストールすることができます。本書では、各ソフトウェアベンダーが推奨するアップデートメカニズムをまとめ、ztC Endurance システムのフォールトトレラント機能を損なうことなく、これらのアップデートを安全に適用するためのストラタスの推奨事項を示します。

Microsoft Windows

Windowsホット フィックス

MicrosoftWindows パッチは、ホットフィックスと呼ばれています。これらは、Microsoft Knowledgebase(KB)記事で文書化されたホットフィックスとして、またはMicrosoft Download Centerのサポートページでリリースされたホットフィックスまたはセキュリティバンドルとしてリリースされます。

Hyper-Vロールが有効になっていないMicrosoftWindows オペレーティングシステムを実行しているすべてのztC Enduranceシステムは、Microsoft Download Centerのサポートページに記載されているMicrosoft Hot FixまたはSecurity Bundleを適用できます。

Hyper-Vの役割が有効になっているMicrosoftWindows オペレーティングシステムを実行しているシステムでは、以下のパッチアップデートマトリックスを確認するまで、Microsoft Hot FixまたはSecurity Bundleをホストオペレーティングシステムに適用しないでください。ホスト上で実行されている仮想マシンは、Microsoft Download Centerのサポートページに記載されているMicrosoft Hot FixまたはSecurity Bundleを適用できます。

ストラタスは、最新のマイクロソフトの月例パッチ/累積アップデートをztC Enduranceの対象とします。

ここをクリック最新のパッチアップデートマトリックス

パッチについてご不明な点がございましたら、ペンギンソリューションズまでお問い合わせください。

Windowsサービス パック

Microsoft Service Pack アップデートをインストールするには、新しい Service Pack をサポートする Stratus ftSSS アップデートリリースもインストールする必要があります。サービスパックと対応する ftSSS のリリースは、ztC Endurance のオペレーティングシステムリリース情報のWeb ページに記載されています。ztC EnduranceWindows Support Matrix を選択すると、詳細なリストが表示されます。

Windows用 ztC エンデュランス・システム・ソフトウェア

最新のリリース情報については、サービスポータルのウェブページをご参照ください。