産業分野のモノのインターネット (IIoT) は製造、公益事業、およびその他の産業分野で大きな期待をもって迎えられています。企業がオペレーションを再考するとき、多くの場合は、IIoT の優れた価値を実現するためにエッジ コンピューティングをどのように活用したらよいか、という疑問が生じます。

最近の Web セミナー(英語)で、ストラタス、ARC Advisory Group、および Automation.com はこうした重要な疑問の一部に回答しています。その中で、産業制御環境のエッジで貴重なデータを安全に管理し、活用できるようにするフレームワークについて説明しました。いくつかの要点を挙げます。

どこから始めるか?
まず、ポンプ、モーター、バルブ、コンベヤ、処理槽など IIoT に含まれる「モノ」とそれらを管理する産業制御システムについて考えましょう。これらのシステムはほとんどの場合、製造から何十年も経っており、高度にカスタマイズされ、社内の他のシステムからは隔絶されています。オープンなネットワークや IIoT を想定して設計されてはおらず、多大な費用をかけたり、業務を中断したりせずに、入れ替えることはできません。では、これらの産業資産を活用して新しいデータ セットを生み出し、生産効率改善とコスト削減を実現するにはどのようにすればよいでしょうか。

まずは、OPC UA など新しくオープン、「かつ」安全な産業ネットワーク規格と低コストの追加型 IIoT センサーでレガシー システムを補完し、そのすべてを既存のオートメーション機器やシステムの「エッジで稼働する」エッジ/クラウドベース コンピューティング アプリケーション (リアルタイム データ アナリティクスや人工知能テクノロジーなど) を組み合わせてサポートすることによって、効率性の向上を目指す新しいデータ ソースを生成し始めることが勧められます。

それだけではありません
生産時点情報管理の対象となるデバイスで生成されたデータを、エッジ システムで収集、分析、保管、転送する必要があります。たとえば、エッジ システムではこのデータを活用して、流量、温度、圧力を動的に最適化したり、ロボットの動作や速度パラメータを変更したりして、製造や組立作業の最も厳しい品質管理許容値を一貫して満たすことができるため、無駄が生じません。これによりエッジ データの重要性は極めて高くなります。

OT と IT の要件に対応する
ストラタスは産業オートメーション環境における今日のエッジ コンピューティング要件に注力しています。つまり、IT および運用技術 (OT) の両方に対応しているということです。IT の主なニーズとして、標準化と仮想化によってエッジ コンピューティングをシンプルかつ柔軟にし、コスト効果を向上することがあります。OT 側の最優先事項は長期的な信頼性と可用性です。

IT グループと OT グループの両方で重要なもうひとつの要件は、エッジ システムをできるだけ手間のかからないものにすることです。オペレーション チームはコンピュータを自ら保守するスキルや時間を持ち合わせていないことがほとんどです。一方、エッジ システムはほとんどの場合、遠隔地にあり、IT スタッフが現場にいないか、いたとしても人数が限られています。

エッジが好まれる理由
ストラタス ソリューション(英語)は産業資産のエッジにおける IT と OT の両方のニーズに対応しています。ストラタスの連続可用性システムは業界標準で構築されており、簡単に仮想化できます。また、驚くほど簡単に管理・保守できるシステムです。事実、ストラタスでは遠隔監視機能と予測型セルフサービス機能を構築して、手間のかかる管理作業の必要性をほとんどなくしています。さらに、ストラタスのアーキテクチャはすべての面で完全に冗長化されています。ストラタスのソリューションでは障害が発生しないだけでなく、供用サイクルを 10 年以上伸ばすことができ、より大きな価値を産業ユーザーに提供しています。

段階的な導入
産業分野の多くの顧客は段階的に IIoT を導入しています。通常は、関連する生産ユニットやライン間の協調制御戦略を導入するか、基本的なアナリティクスをコア システムに追加してトレンドやインサイトを発見し、戦略的意思決定に役立てるところから始めます。次の段階では、これらのアプリケーションをリアルタイム データ アナリティクスで補完し、そのインテリジェンスを産業資産そのものに取り込みます。これを、エッジで行ってマシンベースの生産意思決定にリアルタイムで使用するとともに、クラウド ベースのデータ アナリティクスにデータを取り込んで、産業エンタープライズ全体でパフォーマンスを比較対照します。

ストラタスの豊富な業界知識と連続可用性のテクノロジーを使用すれば、エッジからエンタープライズ全体に至るまで IIoT の価値を完全に引き出すことができます。