コロナ禍での地域医療を支える「興和会」が新医療業務システムにストラタステクノロジーの無停止型サーバー「ftServer®」を導入

~現場を止めない医療業務システムが質の高い医療と業務の効率化を強力にサポート~

シンプル・堅牢・自律的なエッジコンピューティングのリーディングカンパニーである米ストラタステクノロジー (本社:米国マサチューセッツ州メイナード、社長兼CEO:ディビッド・C・ロレーロ、以下「ストラタス」)の日本法人である、日本ストラタステクノロジー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松本芳武、以下「日本ストラタステクノロジー」)は、24時間365日の連続可用性※1を実現する無停止型サーバー「ftServer®(エフティーサーバー)」が、東京都指定二次救急機関であり、コロナ禍での八王子市の重点医療機関の一つとして医療活動を行っている「医療法人財団興和会 右田病院」(住所:東京都八王子市、理事長:右田敦之、以下「興和会 右田病院」)での新たな医療業務システムに採用され、2020年7月の本番稼働から今日まで安定稼働を続けていることを発表いたしました。

興和会 右田病院では、健診部門である「みぎたクリニック」の移転拡大に伴う新医療システムの基盤に「ftServer」のハイエンドモデル「ftServer 6900」、およびフォールト・トレラント・ストレージ※3「ftScalable」を採用し、健康診断システムをはじめ、再来受付/診察表示サーバー、業務ファイルサーバー等、合計5つの業務システムを仮想サーバー上で運用しています。新医療システムは右田病院の既存システムとシームレスに連携し、医療情報の一元管理を実現しています。

興和会 右田病院では、今後PHR※3(Personal Health Record)の活用など、医療分野で益々重要となるITシステムへの積極的な取り組みを続け、24時間365日止まらない「ftServer」の導入によって質の高い医療提供に貢献するとともに、コロナ禍で逼迫する医療業務の効率化と地域医療を支える重点医療機関としての責務を果たしていくとコメントしています。

東京都指定二次救急機関として、地域医療に貢献する医療法人を支える医療業務システム

2019年に開院100周年を迎えた「興和会 右田病院」は、「地域のホームホスピタル」を理念に掲げ、八王子市の地域医療を長年支え続けている病院です。健診部門として開設(2008年)した「みぎたクリニック」の移転拡大(2020年7月)に伴い、健康診断システムを導入し、新たな医療業務システムを立ち上げることになりました。

その際、みぎたクリニックでは、保険診療部門と健診部門を拡張し、予防医療においても地域貢献を進める医療施設として、右田病院で稼働する既存システムとのネットワーク連携を実現し、電子カルテと健康診断という双方のシステムに1台のクライアントPCからシームレスにアクセスできることをシステム要件として、さらに患者IDの共通化や診療記録・健診結果情報の一元管理も重要な要件として、システム構築検討を進めていきました。

医療現場を止めないシステム、24時間365日稼働する連続可用性と運用保守負担の軽減を課題にシステムを検討

「興和会 右田病院」の新医療業務システムにストラタスの無停止型サーバー「ftServer」を採用に至った理由として、以下の要因が挙げられます。

1)ダウンタイムを軽減する連続可用性

「ftServer」はストラタス独自のフォールト・トレラント・アーキテクチャーにより、全てのコンポーネントを完全二重化した無停止型サーバーシステムです。万が一、ハードウェア障害が発生してもシステムは稼働をし続けます。診療業務を止めることができない医療機関にとって、不可欠な連続可用性を実現しています。

2)トータルコスト

システムが安定稼働することにより、トラブル対応などIT担当者の運用負荷が減り、担当者は本来の業務に専念することが可能です。そのため、運用・保守コストなどの目に見えるコストの他、人的なリソースを含めたコストが低減できます。

3) 24時間365日サポート

ストラタスが、「ftServer」のシステムコンポーネントを24時間365日遠隔監視する万全の保守サービスを提供。実際のハードウェア障害が発生する前に、予兆を検知して対処するプロアクティブな対応を行うため、予期せぬダウンタイムを回避し、連続可用性を極限まで高めています。

4) ハイスペック、大容量ストレージ

医療DXが今後ますます重要になる中、「ftServer」は今後のシステム拡張にも対応可能なハイスペックや大容量のストレージ対応といった特長を持っています。

* 参考画像:「医療法人財団興和会 右田病院」システム構成図:

連続可用性を実現する無停止型サーバー「ftServer」シリーズ

日本ストラタステクロノジーの「ftServer」シリーズは、ハードウェアコンポーネントが完全二重化されて、連続可用性を実現する無停止型サーバーシステムです。万が一、ハードウェア障害が発生してもOSやアプリケーションに影響を与えることなく、システムが稼働し続けます。システムコンポーネントは24時間365日遠隔監視され、障害の予兆を検知して対処するプロアクティブなサポートによって、予期せぬダウンタイムを回避でき、連続可用性を極限まで高めることが可能です。

【特長】

  • システム停止を極限まで回避し、連続可用性とデータ保全性を担保
  • 監視サービスが潜在的な問題を検出し、プロアクティブに対処
  • ダウンタイムから回復するのではなく、ダウンタイムの発生自体を防止
  • 使いやすさとシンプルな構成で、運用管理工数を低減
  • 多様なビジネスニーズに合わせたラインアップ

「医療法人財団興和会」様のコメント:

「中小の医療機関では、IT担当者の業務は多様で、担うべき役割は非常に大きいものです。その人的リソースを最大限有効に活用するためにも、無停止型の「ftServer」を選択する意義は大きいと思います。今後、医療の分野においてITシステムの重要性はさらに増していくはずです。当院も積極的な展開を図っていきますが、ftServerは将来の重要な選択肢の一つになると考えています。」
医療法人財団興和会 理事 法人本部本部長 菊地 晶紀 様

ストラタステクノロジーについて

1980年創業以来、「ストラタス」ブランドで40年以上高信頼性コンピューターのトップベンダーとしてビジネスをグローバルに展開し、世界中のお客様に対して、人命、資産、そして収益を保護してきました。現在、リスクや不確実性を最小限に抑え、ビジネスの成果を最大限に高めるために、多くの企業で業務のデジタルトランスフォーメーションが進められています。ストラタステクノロジーは、そのような変革を推進するビジネスリーダーのために、導入と保守が容易で、システムの停止やセキュリティーの脅威から保護された自律的な「ゼロタッチ・エッジコンピューティング プラットフォーム」を提供し、ビジネスクリティカルなアプリケーションの継続的な可用性を保証しています。Fortune500のグローバル企業をはじめとした、世界各国の幅広い業界、規模のお客様に対し、エッジ、クラウド、およびデータセンターで稼働するアプリケーションに安全に情報を送信し、データを実用的なインテリジェンスへと変化させ、稼働時間と効率を向上させる支援を継続的に行ってまいります。

 

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